皆さん、こんにちは!経済学の世界に魅了され続けている平林涼です!
「経済学って、なんか難しそう…」「マクロ経済?ミクロ経済?何が違うの?」「私には関係ない世界…」
…そう思っている方も多いかもしれません。私も、大学で経済学を専攻するまでは、そうでした。ニュースで「GDPが…」「消費者物価指数が…」なんて聞いても、チンプンカンプンで、完全に他人事でした。(笑)
でも、実は、経済学は、私たちの生活に密接に関わっていて、知れば知るほど面白い世界なんです!
今回は、経済学の二本柱である「マクロ経済」と「ミクロ経済」について、その違いや関係性、そして私たちの生活との関わりを、分かりやすく解説していきます!
マクロ経済って何?~国全体の経済を俯瞰する~
マクロ経済とは、一言で言うと、「国全体の経済活動」を分析する学問です。
- GDP(国内総生産): 一定期間内に国内で生産されたモノやサービスの付加価値の合計。
- 経済成長率: GDPの伸び率。
- 物価: モノやサービスの価格水準。
- 失業率: 労働力人口に対する失業者の割合。
- 金利: お金の貸し借りの際に発生する対価。
- 為替: 外国のお金と交換する際の比率。
…など、国全体の経済状況を表す指標を分析し、
- 景気変動の原因は何か?
- 物価上昇(インフレ)や物価下落(デフレ)の原因は何か?
- 失業率を下げるにはどうすればいいか?
- 経済成長を促すにはどうすればいいか?
…といった問題を考え、解決策を探っていきます。
マクロ経済政策
政府や中央銀行(日本では日本銀行)は、マクロ経済の安定化や成長促進のために、さまざまな政策を行います。
- 財政政策: 政府が、公共事業や減税などによって、経済を刺激したり、安定化させたりする政策。
- 金融政策: 中央銀行が、金利を上げ下げしたり、市場に供給するお金の量を調整したりすることで、経済をコントロールする政策。
ミクロ経済って何?~個々の経済主体の行動を分析する~
ミクロ経済とは、一言で言うと、「個々の経済主体(家計、企業、政府など)の行動」を分析する学問です。
- 家計: 消費者として、どのようにモノやサービスを購入するか?
- 企業: 生産者として、どのようにモノやサービスを生産し、販売するか?
- 市場: モノやサービスの価格はどのように決まるか?
…など、個々の経済主体の行動や、市場における価格決定のメカニズムを分析し、
- なぜ、ある商品の価格は上がったり下がったりするのか?
- 企業は、どのようにして利益を最大化しようとするのか?
- 消費者は、どのようにして満足度を最大化しようとするのか?
…といった問題を考え、解決策を探っていきます。
ミクロ経済の主な概念
- 需要と供給: モノやサービスを買いたいと思う量(需要)と、売りたいと思う量(供給)の関係。
- 均衡価格: 需要と供給が一致する価格。
- 消費者余剰: 消費者が、ある商品に対して支払っても良いと思う金額と、実際に支払った金額の差。
- 生産者余剰: 生産者が、ある商品を売っても良いと思う金額と、実際に受け取った金額の差。
- 市場の失敗: 市場メカニズムがうまく機能せず、資源が効率的に配分されない状態(例:独占、外部性、公共財)。
マクロ経済とミクロ経済の関係性~実は密接につながっている!~
マクロ経済とミクロ経済は、一見すると全く別の学問のように思えますが、実は密接につながっています。
- ミクロの積み重ねがマクロになる:
- 個々の家計の消費行動が集まって、国全体の消費(GDPの約6割を占める)になる。
- 個々の企業の生産活動が集まって、国全体の生産(GDP)になる。
- マクロはミクロに影響を与える:
- 政府の財政政策や金融政策は、個々の家計や企業の行動に影響を与える。
- 景気変動は、企業の売上や雇用、家計の所得や消費に影響を与える。
- ミクロはマクロに影響を与える:
- 個々の企業の技術革新が、経済全体の生産性を向上させ、経済成長を促す。
- 消費者の行動の変化が、経済全体のトレンドを変えることもある。
つまり、マクロ経済とミクロ経済は、互いに影響し合いながら、経済全体を形作っているのです。
経済学を学ぶと、何が分かる?~私たちの生活との関わり~
経済学を学ぶと、
- 経済ニュースが理解できるようになる!
- GDP、物価、失業率、金利、為替…などの意味が分かり、ニュースの内容が理解できるようになります。
- 経済の仕組みが分かる!
- なぜモノの値段が上がったり下がったりするのか?
- なぜ景気が良くなったり悪くなったりするのか?
- 政府や中央銀行は、どんなことをしているのか?
- …といったことが分かるようになります。
- より合理的な意思決定ができるようになる!
- 家計の消費や貯蓄、投資、住宅購入、教育、キャリア選択など、さまざまな場面で、経済学の知識が役立ちます。
- 社会の問題を解決するためのヒントが得られる!
- 貧困、格差、環境問題など、社会が抱えるさまざまな問題の解決策を考える上で、経済学の視点が役立ちます。
私の経済学との出会い~そして、経済の世界へ~
私が経済学に興味を持ったのは、大学時代に読んだ、ある経済学者の本がきっかけでした。
それまで、経済学は「難しい」「つまらない」というイメージしかありませんでしたが、その本を読んで、経済学が私たちの生活に密接に関わっていること、そして、社会の問題を解決するための強力なツールになり得ることを知り、衝撃を受けました。
それから、私は経済学を猛勉強し、大学院では経済学を専攻。卒業後は、〇〇(金融機関、シンクタンク、コンサルティング会社など)で、経済分析や市場調査の仕事に携わってきました。
仕事を通じて、経済学の知識が、
- 企業の経営戦略
- 金融商品の開発
- 政府の政策立案
…など、さまざまな場面で役立つことを実感しています。
まとめ ~経済学は、私たちの生活を豊かにする「知の道具」~
経済学は、
- 難しそう…
- 私には関係ない…
…と思われがちですが、実は、私たちの生活に密接に関わっていて、知れば知るほど面白い世界です。
- 経済ニュースが理解できるようになる
- 経済の仕組みが分かる
- より合理的な意思決定ができるようになる
- 社会の問題を解決するためのヒントが得られる
…など、経済学を学ぶことで得られるメリットはたくさんあります。
今回の記事が、皆さんの経済学への興味を深めるきっかけになれば幸いです。
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